
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が14日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演し、コメ農家の倒産・休廃業の件数が昨年は調査開始以来最多の89件(東京商工リサーチ調べ)となったことに言及した。 【写真あり】冠ラジオ「ラジオのタマカワ」でパーソナリティーを務めている玉川徹氏 番組には、農業経営に詳しい宮城大の大泉一貫名誉教授がリモート出演し、「倒産は、法人化している大規模経営なんですね。普通の零細の農家は毎年6万戸ずつ離農している。
稲作農家はどんどん減っているが、高齢化や後継者不足で離農している農家の農地を引き受けている大規模農家が倒産しているという話。日本の稲作にとって将来の担い手になる人たちなので、深刻に受け止めている」とコメ農家の現状を説明。「稲作は資本投下が大きく1億(円)とか2億かかり、とても家族経営でやれる問題ではない。
倒産した経営体は他の農家がM&Aしてさらに大規模化になっていくという事例が結構ある。全国に大規模経営が広がっているということが見られる」と話した。
以前からコメ農家の大規模化を主張していた玉川氏は「やっと考え方の合う専門家の方が出てきていただいた」と笑い、「他の産業と一緒で倒産してももっと大きいところに資本が移る。それで規模がさらに大きくなればさらにコストが下がるので。大きなところはさらに利益を上げることができるので合従連衡というのは健全なことかと思う」と持論を披露。
「むしろチャンスなんですよ。熱意ある若い稲作の経営者に話を聞いてきたが、今までは大規模化しようにも兼業農家が農地を出さないので規模の拡大ができなかったけど、今、高齢化に伴って離農がどんどん始まっている。逆に言うと大規模化して熱意を持ってやろうという経営者はチャンスだという話をあちこちで聞くので。ピンチばっかりではない」とコメ農家の減少はマイナス面ばかりではないと主張した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/292b209ea5ccf672de0984a8dd297f527502dded
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