- 2025-4-24
- 政治
- アメリカ産コメの輸入拡大
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福田富一知事は23日、定例の記者会見を開いて、アメリカとの関税措置を巡る交渉で政府がアメリカ産のコメの輸入を増やす方向で検討していることについて「緊急的には納得するが恒久的となれば反対せざるを得ない」との考えを示しました。 トランプ大統領の関税の上乗せ政策を受けて県は今月17日に中小企業などへの支援を検討するため対策会議を開いています。
県によりますと22日までに県の相談センターに問い合わせはないということですが、福田知事は「現状は不透明で影響が懸念されアメリカや国の動向を見ながらその後の展開によって速やかに行動する」と述べました。 一方、国内のコメの価格が暴騰する中、消費者の需要も受けて政府が市場開放を求めるトランプ政権との交渉でアメリカ産のコメの輸入を年間6万トン程度増やす案が浮上しています。
福田知事は「消費者にはコメの価格が下がるメリットあるが、農業者にとっては生産意欲の低下につながる恐れがある。アメリカが本当にこれを求めるのか、国はどう対応するか、適切な判断を行っていく必要がある」とした上で次のように述べました。 福田富一知事「緊急的輸入で説明がつく範囲なら農家の方々も納得するし、私も納得したい。しかし恒久的となることについては反対していかざるを得ない。(生産者は)毎年一俵4万円で買ってくれなんてことは言っていない。2万円前後以上で価格が安定的に維持されていく農業施策を打つべき」 物価高騰対策では、ガソリン1リットル当たり10円の引き下げや食料品への消費税を時限的になくす案なども検討されています。
この夏に参議院選挙を控える中、国の経済政策について福田知事は「消費者はありがたいと思うが財源をどこに求めていくのか。減税や暫定税率の議論はいずれも地方に影響が及ぶ。メリットとデメリットを説明し、国民一人ひとりが判断する必要がある」と自身の考えを示しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb67ac5c2907b22fc969b8a7dd40cc23b864d371
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