
稲作農家にとって、田植えに大忙しの大型連休となりました。コメの高騰が続く中、今年のコメ作りは例年と違いがみられています。 田植えの最盛期である大型連休。各地の田んぼで作業に追われる農家の姿がありました。 【記者リポート】 「青空が広がる新潟市江南区、天候にも恵まれ、コメ農家の田植え作業もピークを迎えています」 天候に恵まれた連休終盤の5月5日は、家族や知り合いの手を借り総出で作業を急ぐ農家も。
【田植えを手伝う人】 「いっぱいとれればいいなと思っている。豊作になるようにお祈りしながら田植えをしている」 一方、今年は例年とやや違う田植え作業となっている農家が少なくないようです。 【農家 波多野誠一さん】 「東京とかは新潟に比べればコメが高い。
それで、また『送ってもらえませんか』という問い合わせがある。今年はおかげ様で秋の収穫までもつか、もたないか」 コメ不足や価格高騰が続く中、今年に入り、首都圏の販売業者などからの問い合わせが急増。 通常であれば、去年に収穫したコメは今年の秋ごろまで在庫があるはずが、すでにほとんど残っていないということです。 こうした中… 【農家 波多野誠一さん】 「全部加工用米はなくして、普通の一般米で売ることにした」 これまで毎年生産する約30tのうち3割を加工用米としてきましたが、今年は全て主食用米に切り替えました。 一方、コメの価格については… 【農家 波多野誠一さん】 「私らからすれば、やっとこの値段になったという感じ。
一時的な高騰ではなくて、これぐらいの値段で推移していってもらえれば、一番農家としてはうれしい」 資材費や労力を考えると、「これまでは価格が安すぎた」と話す波多野さん。販売価格が上がったことで、家族もコメ作りを前向きに手伝ってくれるようになったといいます。 【農家 波多野誠一さん】 「息子には息子の暮らしがある。コメの値段が安くて、農家を継げと今までは言えなかった。やってくれるのはうれしい」 消費者にとっても、生産者にとっても、今年の豊作が期待されます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad49b21409c2b94661d456a9ee49a857cb984451
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