- 2026-1-14
- 政治
- 「高市派」をつくる絶好のチャンス
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「年明けからサプライズだ。日本全国、解散・総選挙のホイッスルだ」 そう話すのは、自民党の閣僚経験者A議員だ。 【写真】党内にスキャンダルを抱える与党。解散は国会追及を逃れる意図も? 読売新聞は1月9日の深夜、高市早苗首相が、通常国会の冒頭で解散する検討に入ったという衝撃的な記事をネット配信し、翌日の朝刊でも報じた。「1月27日公示―2月8日投開票」「2月3日公示―15日投開票」という総選挙の具体的な選挙日程案も記している。 報道が週末の休みに重なったこともあり、高市首相はマスコミの取材には何ら答えていない。多くのメディアが読売報道を追随したが、「本当に解散・総選挙はあるのか」という半信半疑の議員も少なくなかった。
だが、報道を「追認」したのが、自民党と連立を組む日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事だった。 1月11日のNHK討論で吉村氏は、解散・総選挙というニュースが流れているという前提で、 「高市総理とは昨日今日、解散について何かお話をされたのか」 と尋ねられ、 「昨日、今日は話してません。おととい、政府与党連絡会議があった。それが終わった後、2人で話をする時間があった。高市首相は、冒頭解散という具体的な時期までは言っていないが、『あれ、これは一段ステージが変わったな』というやりとりをしました。今回報道されていることは、それほど驚いたものではないです」 と事前に高市首相から近い時期の解散・総選挙を、耳打ちされていたことをほのめかした。 吉村氏は、さらにその翌日、 「自民党との連立政権でまだ信を問うていない」 「ステージというのは、選挙。解散は遠くないな」 と述べ、解散総選挙が近いことを示唆した。
通常国会は1月23日から始まる。 「もう通常国会の冒頭解散で、流れはできている」(前出・A議員) 高市首相が解散の意向を正式に表明するのは、「1月13日が最短」という日程まで、永田町には流れている。1月13日に韓国の李在明(イジェミョン)大統領が来日し、高市首相の地元、奈良で会談が予定されている。 「高市首相は年始の伊勢神宮参拝で、安倍晋三元首相の写真を手にしていた。安倍元首相の銃撃現場で追悼をした後に、解散総選挙を表明するのではないかというのが一つの案。また、1月15~17日にはイタリアのメローニ首相が来日し、首脳会談が予定されている。世界情勢としては、女性同士のトップ外交のほうが大きなニュースになる。その時期に解散を表明するのか。この2案が検討されている」
■自民党が260議席超の情勢調査 自民党政務調査会の調査役を長く務めた政治評論家の田村重信氏はこう話す。 「一番いい時期に解散をぶち上げたね。世論調査では、高市内閣の支持率は高いが自民党の政党支持率が低いことが不安視されていた。しかし、選挙となれば勝敗を決するのはトップの人気、力ですよ。自民党の情勢調査では、早期の解散総選挙なら、衆院の過半数をはるかに超える260議席超という数字もあり、単独過半数も計算できるという。メディアも使って、予期せぬ段階で読売新聞に記事を書かせた。かつての首相、小泉純一郎氏がやった劇場型の手法だ」
つまり「高市首相劇場」の幕が開いたのだ。 田村氏の指摘のように、これまでマスコミの世論調査では、高市内閣の支持率は高いが、自民党の支持率は低迷という構図だった。朝日新聞の12月下旬の全国世論調査では、高市内閣の支持率は68%と高かったが、自民党の支持率は30%と半分にも満たなかった。党内で解散・総選挙への慎重論がささやかれていたのは、官邸の支持は高いものの、党への支持が低い「官高党低」情勢の改善を待つべきという意見が多かったためだ。
だが、昨年11月ごろから、解散・総選挙をやった場合の自民党の情勢調査では、 「少なくとも自民党が過半数に近い230、うまくいけば260議席を超える圧勝」 と出ていた。この情報がひそかに伝わると、 「前回の解散・総選挙で落選した浪人中の議員が、連日のように高市首相の事務所を訪ねては『早く解散をやってくれ』と懇願していた。旧安倍派のある議員は『高市派をつくる絶好のチャンス。私が事務局長をやる』とまで意気込んでいた。高市首相は、昨年の総裁選で勝てたのは、麻生太郎副総裁と旧安倍派からの支持が基盤になっていることは十分承知しているはず。そのあたりにも動かされて、解散・総選挙を決断しつつあるのでしょう」(前出・官邸関係者) 旧安倍派で昨年の衆院選で落選した浪人中の元議員は、 「解散総選挙は大歓迎。今のままなら、間違いなく自民党が大勝」 と大歓迎の様子だ。 ■スキャンダル追及を封じる面も 田村氏はこう分析する。
「通常国会では予算委員会を筆頭に数多くの委員会がある。高市首相自身の政治資金問題や、旧安倍派の裏金事件、韓国の捜査で出てきた旧統一教会の応援を多くの自民党が受けていたことなどがわかる『TM(トゥルーマザー)報告書』問題、維新の国保逃れと、与党には危ないネタがいくつもある。これらが委員会で問題にされるのは間違いない。高市首相が短期間で勝負に出たというのは、スキャンダル封じの面もあるだろう」 昨年7月の参議院選挙では、当初、自民党が優勢とみられた。コメ不足のなかで、当時の農林水産相、小泉進次郎氏が備蓄米の大量放出に舵を切り、コメ価格を一時的に下げたことで支持がアップした。しかし、選挙期間中に参政党の「日本人ファースト」が日本列島を席巻するなどで、備蓄米放出はかすんでしまい、自民党は敗れた。 幕を開けた高市劇場。しかし、自民党の大勝につながるのかどうか、先は見えない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/41fd0296d378fdacd0fc77af69b56fdaf5fa0f6d?page=1
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