- 2025-4-18
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- コメ価格高止まり 地方の米穀店苦悩
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コメの価格高騰が止まりません。政府の備蓄米が放出された後もスーパーなどでは価格が下がっていません。 なぜコメの価格が下がらないのか…。地元の米穀店を取材すると、備蓄米をまったく入荷できていないことが分かりました。なぜなのでしょうか? 【写真を見る】コメ価格高止まり 地方の米穀店苦悩 「備蓄米」まったく入荷できず…なぜ? 「もう少し幅広い方面に備蓄米のルートを作っていただきたい」 食卓を直撃するコメ価格の高騰。 農林水産省によりますと、先月31日から今月6日までの間に、全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は4214円。
14週連続で高値を更新しています。 去年の同じ時期と比べると、なんと2000円以上の値上がり。政府が備蓄米を放出しても、その効果は、今のところ見えていません。 身近なスーパーではどう受け止めているのでしょうか。 まるごう東福原店 大下弘 店長 「今のところ備蓄米の入荷やブレンド米の入荷というのはありません。正味まだ決まっていない部分とか、供給がこちらにあるのかということも私どもにはわかっていないんです」 こちらの店では、コメと言えば、週末の特売の定番でした。しかし価格の高騰により、半年近く特売が実施できていないといいます。
さらに… 小林健和キャスター 「こちらのお店では、これまで鳥取県産のコメを中心に販売していたんですが、現在はこのように、北海道産など県外のコメも取り扱うようになっています」 まるごう東福原店 大下弘 店長 「県内米については潤沢に供給できなくなる可能性もあるので、県外のコメなども一緒に取り扱いながら販売を進めています。(価格が)大幅に下がっていくという見通しは、現時点では立っていません」 備蓄米が放出されたにも関わらず、価格が全然下がらない今の状況。その理由を探るべく、米子市内の米穀店を訪ねました。 岩崎米穀 岩崎稔 代表取締役 「備蓄米が放出されたことによって、私たちに入ってくる玄米が増えたとか、少なくなったとかということはありません」 こちらの米穀店には、現在も備蓄米は入ってきておらず、今後も入荷の見通しはないとのこと。
去年から今年にかけては希望するコメの数量の確保が難しくなっているため、新規の取り引きだけでなく、既存の取り引き先からのコメの増量の相談もほぼ断っている状態だと話します。 岩崎米穀 岩崎稔 代表取締役 「長年お世話になっている取引先を中心に、私たちはコメをつないでいく、安定供給の役割があると思うので、頑張ってはいますが、一般の小売店、いわゆるスーパーなどには現在出荷数量を制限している状況です」 政府は、価格の安定や流通の滞りを緩和するために、事業者に向けて備蓄米を入札方式で、7月ごろまで、毎月一定量放出する取り組みを進めています。
しかし、この入札に参加できるのは年間の玄米仕入量が5000トン以上の集荷業者など条件があり、第1回には7事業者、第2回には4事業者しか参加していません。 そのため、地方の米穀店や小売店すべてには届いていないのが実情です。 岩崎米穀 岩崎稔 代表取締役 「国の制度ということであれば、もう少し幅広い方面に備蓄米のルートを作っていただきたいという気持ちはあります。とにもかくにも急激な乱高下はないようにしていただきたい」 コメの値段は、いつ下がり始めるのでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bd32c170f86916f0d7c9f06d992b9c75296ea3d?page=1
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