- 2025-7-22
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自民、公明両党が過半数割れに追い込まれた参院選から一夜明けた21日、石破首相(自民総裁)が続投を正式に表明した。昨秋の衆院選に続く惨敗を喫しながら、退陣を否定した石破首相。有権者からは批判の声が起き、党公認で戦った関係者らも「責任を取らないのはおかしい」と反発した。 【検索出来る】当選者・落選者一覧
21日午後2時から東京・永田町の自民本部で行われた記者会見。石破首相は冒頭、「自民党総裁として深くおわび申し上げる」と静かな口調で切り出し、頭を下げた。その後、進退や責任論に質疑が集まったが、「喫緊の課題がたくさんあり、責任をもって対応しなければならない」と重ねて強調。党役員人事や内閣改造の可能性も否定し、約30分後、うっすらと笑みを浮かべて会見を終えた。
「首相だけでなく、党幹部が誰一人責任を取らないなんて信じられない」。会見の様子をテレビで見た千葉県船橋市の会社員男性(43)は憤った。
長く自民を支持してきたが、収束が見通せない物価高への対応に不満を持ち、今回は他党候補に1票を投じた。「食料品も何もかも値上げ続きなのに、一向に対策が進まない。与党は選挙結果を真剣に受け止め、市民生活に向き合ってほしい」と話した。
横浜市の不動産業男性(68)も「このまま政権を維持しても次の国政選で大敗するだけだ」。米国との関税交渉について「良い条件を引き出せておらず、交渉のやり方や姿勢に問題があるのではないか」とし、「30年間にわたり経済を停滞させてきた政権には期待できない」と話した。
責任を問う声は身内からも聞かれた。
長らく自民の牙城だったにもかかわらず現職の清水真人さん(50)が参政党新人に激しく追い上げられた群馬選挙区(改選定数1)。県連幹部は、少数与党での国会運営を余儀なくされることに言及し、「レームダック(死に体)になるのは目に見えている。潔く引いた方が良い」と批判した。
山口県連の友田有幹事長は、山口市内で報道陣の取材に「石破総裁自身が国民から信を得られなかった。まず代わるべきは総裁だ。その次に、新しい体制でしっかりと国民の皆様方の意見を伺うということだ」と公然と退陣を求めた。
一方、首相の地元・鳥取では擁護する声も。比例選で3選を決めた舞立昇治さん(49)は鳥取市で開かれた報告会で、「非常に厳しい政権運営が予想されるが、石破政権をしっかりと支えていきたい」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c95a348ebf372a33e84a3de19fd26c4af925b53
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