備蓄米「夏まで毎月放出」も…地元米穀店は効果に疑問「弊社に入って来る予定もないですし、入って来ませんでした」 今のところ備蓄米入荷できず

備蓄米「夏まで毎月放出」も…地元米穀店は効果に疑問「弊社に入って来る予定もないですし、入って来ませんでした」 今のところ備蓄米入荷できず

高値が続くコメについて、江藤農林水産大臣は9日、夏まで毎月、備蓄米を放出するほか、3回目も再来週に行うと明らかにしました。 果たしてコメは安くなっていくのか…地元の米穀店を取材すると、意外な状況が見えてきました。 【写真を見る】備蓄米「夏まで毎月放出」も…地元米穀店は効果に疑問「弊社に入って来る予定もないですし、入って来ませんでした」 今のところ備蓄米入荷できず 江藤拓 農林水産大臣 「上昇したコメの価格を落ち着かせるためこの夏の端境期まで切れ目なく、政府備蓄米が供給されるよう、夏まで毎月政府備蓄米の売渡を実施する。4567、7月まで4回やることになるのかな」 9日、石破総理との会談後、江藤農水大臣はこのように述べ、今年の新米が出る夏まで毎月、備蓄米を放出することを明らかにしました。

その上で、10万トンを対象に3回目となる備蓄米の放出を再来週に実施するほか、必要であればさらなる対応を検討する考えも示しました。 備蓄米はすでに2回にわたってあわせて21万トン放出され、先月下旬から店頭での販売が始まっています。 ただ、値上がりは止まらず、スーパーでのコメの平均価格は5キロあたり4206円と13週連続で値上がりしています。 販売の現場では何が起きているのか…、取材班は鳥取県米子市内の米穀店を訪ねました。

例年なら満杯だという倉庫ですが、今年はまばらです すでに放出されたはずの備蓄米の影響は、残念ながら今のところほとんど無いと言います。 みずほ米穀 古徳幹男 代表取締役 「鳥取県に限っては、私の感想ですけども、あまりないんじゃないかと思ってます。弊社には入ってくる予定もないですし、入って来ませんでした。」 こうしたなか明らかにされた夏まで毎月、備蓄米を放出させるという対策。業者の受け止めは… みずほ米穀 古徳幹男 代表取締役 「疑問ですね。潤うとこは潤うかもしれませんけども、我々にとっては別に影響もないかもしれません。あるいは県外からお米が入ってくれば多少は米不足は解消されるかもしれませんね」 これまでに放出された備蓄米の影響を感じることが出来ず、先行きも不透明。 米の仕入れ、そして価格の安定にはまだ時間がかかりそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/31ee8d533a3dc2d15d98417b8416a01ff2e8017f

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