- 2026-1-25
- 政治
- 衆院選情勢分析 角谷浩一氏予測 「推し活選挙」に危機感 自維過半数維持か
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衆院選(2月8日投開票)は27日に公示される。日刊スポーツでは、政治ジャーナリスト角谷浩一氏に公示前直前の情勢を取材。角谷氏は現状で、自民の単独過半数は厳しいが、維新との与党で過半数と首相が示した勝敗ラインはクリアするとみる。 【イラスト】角谷浩一氏の衆院選各党派議席予測 一方「中道改革連合」にとって、自民から離れた公明票の効果は「極めて不安定」と指摘した。「推し活選挙」の要素が強まりつつあることへの危機感も示した。
情勢は今後、変わる可能性がある。有権者はどんな投票判断をするのだろうか。 ◇ ◇ ◇ 角谷氏は、選挙戦の構図を「今回のように急な選挙だと結局、既成政党の現職優位ということを誘発する。事実上、自民、中道、国民、維新の4つの政党がどういう議席を取るかが、1つの焦点」と指摘した。 高市早苗首相(自民党総裁)は、与党で過半数(233議席)と、いささか低い勝敗ラインを掲げる。
角谷氏は「自民党は現状過半数を持たず、それが政権運営をやりにくくさせている。石破政権時は、立憲や国民、維新を手玉に取りながら、あんこを投げてもっと大きなあんこを取る戦略だったが、高市政権になって、公明党が野党にかじを切り、国民民主とは年度内に予算をあげると約束した舌の根も乾かないうちの冒頭解散。公党の約束や政党が国民の前で言っていることが全くほごにされ、『何でもありなのか』という状況のままの選挙戦となる」と指摘。「首相本人の信任に700億円をかけ、圧勝する勝敗ラインを掲げるほどでもない選挙自体が、そもそも信を問うものなのか。高市さんが好きかどうかではなく、何の仕事をやったかの信任であるべきで、今回の解散はやはり、おかしな感じがします」と述べた。 対する中道に関しては「驚きは与えたと思うが、それでも小選挙区のすべてに候補は立てられない。政権選択選挙に臨むのに、今の候補者数(236人)では…。
仮に、全員が当選すれば過半数ですが」とした上で、「中道は、高市さんにひと泡吹かせたいのが目的ではないか。新しい政界再編のきっかけをつくるため、こういう絵を描くから乗って欲しい、ということなのか。実体は、政策だけ見てもなかなか分かりにくい」と述べた。
鍵を握るとされる公明票の行方については、「この短期間に、どこまでまとまって票が出るのか。立憲は敵として戦ってきた相手。どうしていいか分からない側面は、間違いなくあると思う」とし「自民党から離れて、中道にそのままいくかどうかは現時点では何とも言えない。そこまでいかないのではないか、という選挙区はあるような気がしている。最初から自民党との連立しか知らない支持者も多い。なかなか簡単ではないと思う」とも述べた。
一方、角谷氏は、今回の選挙は「推し活選挙」の始まりと危機感を持つ。「高市首相の3カ月にわたる高支持率は、前橋市長選ともかぶる面がある。政策の中身より『頑張っているから応援した』という『推し活政治』が、SNS選挙の次にきている。この人が頑張っているから同じ党の人は応援したいという連鎖が生まれ、それが高市人気や『サナエ推し』みたいなものを形作っている。
それをうまく利用し、今ならいけるというのが高市首相の戦略だったのかなと思う」としながらも、「有権者は本当は考えないといけないが、考える時間を与えない短期選挙だ。その時の判断をもし間違えば、取り返しのつかないことになる。これまでは『投票にいってください』だったのが、今は『よく考えてください』に変わらないといけない。有権者も、よく考えた投票をすることが大事なのではないでしょうか」とも提言した。
選挙後は、政界再編の景色もくすぶるという。「実は与野党とも、人材不足と閉塞(へいそく)感という同じ悩みを抱える。それなのに、『推し活』の雰囲気と、SNSの編集テクニックで話題の人が強くなるのでは、有権者が議席を与えても、期待できる政治の結果が出てこないことが起きやすく、政治に対する期待と不信の繰り返しになる」と述べた。その上で、「それを変えて行くには、中道みたいな動きが与党側にも出てないと、日本の政治制度は変わらない。今後は政界再編がないと打開策がない」と、選挙後の政界再編の必要性に言及。「推し活は本来、『この人を育てるしかない』というところに落ち着かないと行けない。推し活も進化しないと、日本の政治は良くならないと思います」と述べた。
◆角谷浩一(かくたに・こういち)1961年(昭36)4月3日、神奈川県生まれ。日大卒。テレビ朝日報道局などを経て現職。永田町、霞が関に幅広い人脈を持つ。中央政策研究所主任研究員。
https://news.yahoo.co.jp/articles/24dea1598042c77bb9b12f64e2de979008243936
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