- 2025-10-27
- 政治
- 日ASEAN「法の支配」を強調 首相
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【クアラルンプール=小沢慶太】高市早苗首相は26日、就任後初の外国訪問先のマレーシアで、東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議に臨んだ。会議では「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現を目指し、「法の支配に基づく国際秩序」の重要性を強調した共同声明を採択した。首相は、ASEAN加盟国の首脳らとも個別に会談し、信頼関係の構築に努めた。 首相はASEANとの首脳会議冒頭、「これまでの協力を一層発展させ、ともに強く、豊かになるための取り組みを進めていく。ASEANとともにインド太平洋地域の平和、安定、繁栄を守り抜いていきたい」と述べた。
共同声明は、ASEANが提唱する構想「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」とFOIPの結びつきを強めるため、2020年以来、5年ぶりに発出された。日本としては覇権主義的な海洋進出を強める中国を牽制(けんせい)する狙いもある。 AOIPとFOIPが本質的な原則を共有していることを「再確認」すると明記した。AOIPの推進が「法の支配に基づく国際秩序」と「自由で開かれたルールに基づくインド太平洋」の促進に寄与するとうたった。 首相は会議で、政府開発援助(ODA)や政府安全保障能力強化支援(OSA)を通じ、海洋安保や災害対策などで協力を進めていく方針を示した。サイバーセキュリティーの能力構築や人材育成にも取り組む。
経済協力を強化するため事務レベルのワーキンググループを立ち上げるほか、信頼できる人工知能(AI)システムを構築する枠組み「AI共創イニシアチブ」を創設する。 首相は会議の前後で、議長国マレーシアのアンワル首相、フィリピンのマルコス大統領、オーストラリアのアルバニージー首相とも個別に会談した。 マルコス氏との会談では、安保協力の基盤強化や中比の摩擦が続く南シナ海情勢などを巡って引き続き緊密に連携していくことで一致した。 首相は26日夜、政府専用機で帰国の途に就く。
https://news.yahoo.co.jp/articles/07951f81ee897d3efc59178bc82af7b45baadeae
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